株式会社 北野商会

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事業の“種”を蒔いて、
じっくり育てよう

「起業アイデアはあるが、ビジネスとしてうまくいくだろうか?」
「新規事業アイデアはあるが、本当に事業化できるだろうか?」
世の中には、ビジネスや事業につながる無数のアイデア=「種(タネ)」があります。私たちは日常生活の中で、「これは面白いな」「こんなものがあったらな」など、その時々でふと「種らしきもの」が見つかる瞬間が訪れます。しかし、ほとんどの場合、自分の人生や価値観との重なりがなければ、時間の経過とともにいつの間にか忘れてしまいます。
とはいえ、時折、自分の人生や価値観に合致するような、「これは本当に面白い!」「やってみたい!」と思う「種」に出会うことがあります(私たちはこれを「事業の“種”」「ビジネスの“種”」と呼んでいます)。このような種に出会ったとき、忘れないようメモや手帳に書き留めておく人も多いでしょう。
しかし、その「事業の種」「ビジネスの種」ですら、 「いつかやろう」 →  いつの間にか忘れて“やらない”
「やってみたいけど反対されるだろう」 → 誰かを理由にして“やらない”
「たぶんうまくいかないだろう」 → 何かを理由にして“やらない“
結局は“やらないまま”、で終わることがほとんどです。
しばらくして、自分の種とそっくりな種を見事に育てた人や会社に遭遇し、
「あのときやったらよかったな・・・」 「あのアイデア、私も思いついていたのに・・・」 と、悔しい思いをすることになるかもしれません。

起業家は“実践家”でもある

起業家と言われる人々の最大の凄さは、「本当にやってみる」ところにあります。周囲の反対がある中で、誰もが上手くいかないと言う中で、リスクをとって未知の世界に誰よりも早く飛び込み、走り続けることができたということです。なぜ行動に移せたのでしょうか?
成功という結果だけを見た人は、「イノベーティブなアイデアだ」と、アイデアの良し悪しや創造性に理由を求めるかもしれません。しかし、ほとんどの場合、最初の種自体は、他の人も思いついていたような、「そこそこのアイデア」に過ぎなかったりします。「そこそこのアイデア」に対して試行錯誤を繰り返し、少しずつ改良を重ねた結果、創造性のあるアイデアに「後付け」で変わったのだと思います。それはまさに、種を蒔いて、じっくり育てていくような感覚です。

失敗確率を下げる

「そこそこのアイデア」は、誰でもいくつか持っているはずですし、種のまま置いておくのはもったいないと思いませんか?とはいえ、決して、「即行動すべし!」と言いたい訳ではありません。無策のまま勢いやノリだけで起業するのはおすすめではありません。
私たちが大事にしたいのは、「失敗確率を下げられないか」という点です。もちろん、ビジネスや事業で100%うまくいくことは有り得ませんし、成功確率を上げることも難しいです。しかし、少なくとも、失敗確率を下げることはある程度可能だと考えています。そのために私たちが行っているのが、「事業の“種”ワークショップ」と「事業の“杜”ワークショップ」です。

起業や新規事業の種を蒔こう! 事業の“種”ワークショップ

みなさんのメモや手帳には、たくさんの“種”が眠っていると思います。過去に思いついても行動しなかった種も、その後、人生経験を積んで改めて見直すと、点と点がつながって、「事業の“種”」の候補を再発見することがあると思います。
この事業の“種”に対して、たとえば、自分の人生や価値観と照らし合わせて(※1)、後悔がない種を選ぶだけでも、決意と覚悟が固まり、粘り強い行動へとつながり、結果として失敗確率は下がると思います。あるいは、種の特徴をしっかり把握して、どこに蒔けば芽が出やすいか、どのタイミングで蒔けば育ちやすいかなど、環境を見極めることでも、失敗確率は下がると思います。これ以外にも種の段階で失敗確率を下げる思考(※2)や行動はたくさんあります。

事業の“種”ワークショップでは、参加者がそれぞれの“事業の種”を持ち寄り、さまざまな角度から種を分析したり、どんな芽が出るか仮説を立てたり、を実際にやってみる実践的な学びの場です。

起業家が、「そこそこのアイデア」を、試行錯誤と改良の末、創造性のあるアイデアへと後天的に変えていったように、事業の“種”ワークショップでは、その試行錯誤のプロセスを凝縮して一度やってみることを目的にしています。ワークショップ後も試行錯誤は続きますが、種の段階でこのプロセスを一度回しておくことは、先へ進むか/進まないか、のどちらの決断をするにしても、自分にとって大きな成果だと考えています。

ワークショップ形式で行う
価値とは

私たちは、ワークショップ形式で行う点にも価値があると考えています。
起業や新規事業を考えている人は、アイデアの創造性や独自性を求めるあまり、自分の中だけで思考しようとします(アイデアを他人に真似されたくない、など)。しかし、自分の思考だけでは、思考の枠(固定観念や思い込み)から抜け出せず、アイデアがなかなか育たない、という状態に陥りがちです。起業や新規事業を目指す人のほとんどは、このようなジレンマを感じていると思います。これを乗り越えるための場をつくりたいという想いから、多様な業界・業種の参加者同士が参加するワークショップ形式で実施しています。多様なメンバーの異なる視点から、お互いのアイデアを刺激し合い、支援し合うことで、思考の枠を広げ、アイデアを育てることができると考えています。

私たちが過去にワークショップを実施した経験上、他者に事業アイデアを開示しても、真似されることはめったにない、という感触があります。自分と他者の価値観は異なるので、その人の人生や価値観に合致したアイデアを真剣に語るほど、そのまま真似をしようとは思わないものです。むしろ応援や連携をしてくれる場合がほとんどです。また、真似されるリスクよりも、お互いのアイデアから刺激を受け合うメリットの方がはるかに大きいです。真似されるリスクをゼロにはできませんが、ワークのメンバーを異業種で組み合わせたり、心理的に安心安全な場になるようファシリテーションをしたり、ワークショップのデザインにも工夫を施しています。

受講条件

事業の“種”ワークショップでは、参加者がそれぞれの事業アイデアを持ち寄り、他の参加者とともに対話しながら探究を進めるプログラムです。情報開示ができる安心安全の場にするため、受講に際して、下記のようなルールを守ることを事前にお約束いただきます。(詳細は告知ページ等に掲載しています。)

  • 心身ともに健康であること
  • 自分の事業アイデア・ビジネスアイデアについて、真摯に向き合おうとすること
  • 情報開示の範囲は自分で決め、決めた範囲内で積極的に語ること
  • 他の参加者のアイデアを尊重し、意見や気持ちに耳を傾けること
  • 本ワークショップで知り得た個人情報やアイデアを外部に持ち出したり、漏らしたりしないこと

次のような方には向きません

  • 上記1〜5のルールを守れない方
  • 事業計画書レベルのものがすでに完成している方(※3)
  • すぐに結果や成果を求める方
  • 儲かれば何でもよいと思っている方
  • 公序良俗に反するアイデアを持ち込む方

自分の人生や価値観について、私たちは「志」という言葉を使っています。自分の中のぶれない軸のようなものです。詳しくは、「仕事と志の学校」を覗いてみてください。「志ワークショップ」という、自分と向き合い「志」を探索する学びの場も開催しています。

「仕事と志の学校」では、思考(考える力)をはじめ、仕事の基礎力を磨く、実践的な学びの場を定期的に開催しています。

仕事と志の学校

事業計画書がすでに完成している方は、事業の“種”ワークショップの次のステップに進んでいると思われます。ワークショップではなく、事業計画書のアドバイスなどの個別相談の利用をおすすめします。詳しくは、「相談室」を覗いてみてください。

相談室

講座のお申し込み

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事業を持続的に育てよう! 事業の“杜”ワークショップ

「事業内容や戦略が曖昧になっていきている」
「商品が増えて、主力商品が埋もれてきている」
「最近、他社との差別化ができなくなってきている」
「これまでの常識や方法が通用しなくなりつつある」
「起業してこれまで駆け抜けてきたが、そろそろ戦い方を定める時期にきている」

起業や新規事業のアイデアがうまくかたちになり、事業として軌道に乗った状態が続くのが理想の姿だと思います。しかし、実際のビジネスでは、市場や顧客のニーズが変わったり、新たな競合他者が現れたり、代替となる商品が生み出されたり、外部の様々な環境変化にさらされます。加えて、組織や人、商品などの、内部にある要素も、様々な変化が出てくるかもしれません。まさに、樹木の種が根付き、芽が出て、木に生長するまでの過程と同じです。生長の途中で、気候や土壌など様々な環境変化にさらされながらも、それを乗り越え、生き残って、やがて大きな木となります。

「樹木医」という職業があります。樹木を診断し治療をしながら、樹木の保護や育成を行う、お医者さんのような存在です。このような「事業の樹木医の役割を果たす場」をつくりたいという想いで、事業の“杜”ワークショップを実施しています。言い換えると、「事業の健康診断の場」かもしれません。人間が定期的に健康診断で身体と向き合い、日常生活を見直すように、事業も定期的に向き合い、見直す必要があります。事業の“杜”ワークショップは、事業と事業環境を「客観的な視点」「多面的な視点」から分析し、事業を持続的に継続・発展させていくための、実践的な学びの場です。

ワークショップ形式で行う
価値とは

私たちは、ワークショップ形式で行う点にも価値があると考えています。自事業を熟知している自分だからこそ、逆に、思考の枠(固定観念、思い込み)で凝り固まっている可能性があります。だからこそ、第三者である講師からの客観的なアドバイスや、他者の異なる視点からの意見や感想が、貴重な資源になります。これらに耳を傾けることで、思考の枠を広げ、事業について向き合うことができると考えています。自分や関係者だけで考えがちな事業の見直しを、ワークショップ形式で行う価値がここにあります。もちろん、ワークのメンバーを異業種で組み合わせたり、心理的に安心安全な場になるようファシリテーションをしたり、ワークショップのデザインにも工夫を施しています。

受講条件

事業の“杜”ワークショップでは、参加者がそれぞれの事業内容を持ち寄り、他の参加者とともに対話しながら探究を進めるプログラムです。情報開示ができる安心安全の場にするため、受講に際して、下記のようなルールを守ることを事前にお約束いただきます。(詳細は告知ページ等に掲載しています。)

  • 心身ともに健康であること
  • 事業や事業戦略について、真摯に向き合おうとすること
  • 情報開示の範囲は自分で決め、決めた範囲内で積極的に語ること
  • 他の参加者の意見や感想を尊重し、耳を傾けてみること
  • 本ワークショップで知り得た個人情報や発言内容を外部に持ち出したり、漏らしたりしないこと

次のような方には向きません

  • 上記1〜5のルールを守れない方
  • 事業計画書レベルのものがすでに完成している方(※1)
  • すぐに結果や成果を求める方
  • 儲かれば何でもよいと思っている方
  • 公序良俗に反するアイデアを持ち込む方

事業多角化や事業再生などの事業計画書がすでに完成している方は、事業の“杜”ワークショップの次のステップに進んでいると思われます。ワークショップではなく、事業計画書のアドバイスなどの個別相談の利用をおすすめします。詳しくは、「相談室」を覗いてみてください。

相談室

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事業について語り合おう! 事業の農園 公開イベント

事業やビジネスづくりについての公開イベント(講演や対談、ワークショップ、イベント等)を
随時実施しています。テーマは経営や事業に関する社会的な問題や課題、
「事業の農園」の活動に関する周知など、今日的な話題を提供しています。

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